2011-04-06

ただいま

2011.04.03
日本に帰国いたしました
ブログの上では次はモロッコのはずでしたが、更新をさぼりにさぼりなんとそのまま帰国してしまったということをご報告差し上げます・・・

エジプトの後、モロッコに2週間、スペインに1週間、アメリカに2ヶ月と滞在して、ついに先日、日本に舞い戻ったという訳なんです
その間にも、たくさんの人達にお世話になりながら楽しくも波瀾万丈な旅を続けておりました
そんな、冒険記を更新して行きたいとは思うのですが、なんせもう2月以上もまえのことを今更思い出したところで、小生の執筆能力ではたいしたブログにならない故に、これは皆さんと直に会って語るべきだと考え、ブログを更新するのはあきらめることにします
かなり書くのが面倒くさい事への、いいわけっぽい書き方にはなってしまいました
これで完全にブログの更新を止めるのかどうかは、まだはっきり決めてないですが、まぁ気が向いたら書くぐらいのことなんで期待しないでください

さて、旅を締めくくるにあたって、今回の旅で出会った人達に感謝したいです
ありがとうございました
そして、こんな拙くまとまりのないブログを見てくださった人達にも感謝したいです
ありがとうございました
さらに、私の旅を応援してくださった人達にも感謝したいです
ありがとうございました
ほんとに、いろいろな方々に支えられて続けることができた旅でした

なんせ、命があって無事に日本に帰って来れてよかったです
ほんとに日本に帰ってきた今考えても夢のような時間でした
この経験がこの先の人生で少しでも糧になって行けばいいなと思います
あ〜ほんま楽しかった〜!!

ちなみに、これから少しの間東京に滞在した後、実家に向かってチャリででも漕ぎ出そうかなと、またしても妙な考えをしております
ということで、もう少し私の旅は続きそうです・・・

2011-03-09

日常の風景

モロッコに飛行機で行くために、エジプトのカイロからアレクサンドリアにあるボルギルアラブ国際空港まで移動
カイロからアレクサンドリアまでは長距離バスで行き、途中でボルギルアラブ行きの乗合いバスに乗り換えて、突如タクシーが1台も走っていない町で降ろされる・・・
  ‐・・・えっどういうこと??この乗合いバスはボルギルアラブ国際空港行きじゃないん?
  ‐さぁ~?とりあえず聞いてみよ
  ‐すいません、このバスは空港に行かないんですか??
  ‐▲☆¥〇◎◆▽!
  ‐んっ?このじいさん英語通じてないぞ!
  ‐いやっだから空港やって!飛行機!これやってブーン!フューン!
いくら、ボディーランゲージを使っても全く通じない
  ‐だから、ボルギルアラブじゃないの?
  ‐▲☆¥〇◎◆▽!
  ‐アカン降りてほかの人に聞いたほうが早いわ
ガチャ、バタン
  ‐すいません、ボルギルアラブに行きたいんですが
  ‐ボルギルアラブはここだよ
  ‐・・うわ~最悪・・・この町もボルギルアラブなんや
  ‐あっ!乗合いタクシー捜す時ボルギルアラブとしか確認してなかったやん!
  ‐うわ~ミスったー!
  ‐しゃーない、すいません空港行きのバスはないんすか?
  ‐無いよ!行くなら、さっき乗ってきた乗合いタクシーで行くしかないね
  ‐いくらですか?
  ‐100EPだね
  ‐高っ!Discount please!
  ‐無理だね!乗合いタクシーだからね!乗合いタクシーなのに二人しか客がいなかったら、そりゃ高くなるよね
  ‐・・・よし、普通のタクシーを探そう
  ‐この町にタクシーなんて走ってないよ!
  ‐そんな訳ないやんけ!どんな町やねん!よし、道に出てタクシー捕まえよ!
15分経過
  ‐なんでやねん!!なんでタクシー1台も走ってないねん!?
  ‐あれは?インドのトゥクトゥクみたいなんやったら走ってるよ!あれで、空港まで行っちゃう?
  ‐あ~まぁ安いかもしれんしなぁ
するとさっきのおやじが
  ‐あれは空港には入れないよ
  ‐なんでやねん!そんな訳ないやろ!こいつ絶対乗合いタクシーに乗せたくて言うてんねんで
トゥクトゥクの兄ちゃんに
  ‐すいませ~ん、ボルギルアラブ国際空港まで行きたいんですけど!
  ‐▲☆¥〇◎◆▽!
  ‐アカン、英語通じてないぞ!他行こ!
  ‐すいませ~ん、ボルギルアラブ国際空港まで行きたいんですけど!
  ‐▲☆¥〇◎◆▽!
  ‐・・・アカン、全然アカンやん
  ‐これに乗るんは危険すぎるんじゃない?
  ‐うん、通じてるか微妙やもんなぁ~
  ‐あのおやじが言うてた、空港に入れないパターンのやつやったらめんどいしな
  ‐時間もないし、乗合いタクシーでい行くか
  ‐まぁ、日本円に直したら一人700円やもんな
  ‐そう考えたら、そない高くないやん!
  ‐すいませーん、やっぱり空港までお願いします
  ‐んじゃ、前払いで100EPね
  ‐ちょっとまけて!
  ‐無理だよ
  ‐はいはい・・・
ガチャ、バタン

そんな日常の風景でした

2011-02-26

この一枚に命を賭けろ

旅のパートナーが変わった
ぺトラの宿で初めて出会って、ヨルダンからエジプトに渡る船の中で再会し、そのままダハブにいる間同じ宿で過ごしたみっちょんだ
さて、そんなことは置いといてブログを進めようと思う

前回のブログで書いたように、カイロではなかなかに行事が盛りだくさんだった
ピラミッドツアー、スークでの買い物、ハトを食す、スーフィーダンス(おっさんがぐるぐる回るダンス)、ツタンカーメンの黄金のマスク盗撮、みっちょんとかんなさん(のりをさんの彼女さん)の誕生会、ムスリムの美女とのツーショット写真、二つの別れ、あやしい香水を買う、コシャリが作った生臭い料理を食す、シーシャラウンジで博士との3度目の再会etcである
その中でもみんなが一番気になった、ムスリムの美女とのツーショット写真について書きたいと思う
これは決して自慢ではない
これは決して自慢ではない
あれは、考古学博物館に行ったときのことだった...
考古学博物館自体は、実はたいして面白いものでもなかった
それは、もちろん自分の考古学に関する知識とエジプトの歴史に関する知識の欠如から来るもので、決して博物館の展示やプログラムが悪いんではないんだが、それにしてもあまりに面白くなかった
面白くなかったために、かなりの速足での鑑賞になってしまったために、俺とみっちょんはほかの人たちよりかなり早く出口まで到達してしまった
仕方ないので、普段なら絶対やらない「あなたの名前をヒエログリフ(古代文字)で書きます」みたいなアトラクションをして時間を潰していた
それぐらい暇だった
それでも時間が余ったので、ボーっと博物館の前庭で座っていると、ムスリムの女性3人組みがこっちを見ながら何か話しているのが目に入った
また、ズボンが破れていることとを笑われているのかと思っていると、なんとその三人組がこっちに近づいてくるではないか!!
その時、俺は「東洋のサルが!」的な暴言を吐かれるんじゃないかとヒヤヒヤしていた
すると、なぜか気恥ずかしそうに話しかけてくるではないか
「なんだなんだ、この体育館の裏的な雰囲気は?」と思いながら聞いてみると、どうやら一緒に写真を撮ってくれませんかと言っているらしかった
その時俺は、なぜか誰に対してでもないが心の中で「勝った...」と思った
これは、ほんとに珍しいことで、ムスリムの女性というのは、基本的にムスリムの男性との結婚しか認められておらず、他宗教の男性には見向きもしないのが普通だ
確か、そのはずだ...
というか、そうであってほしい!!
それが、今目の前にいるムスリムの女性は、俺に一緒に写真を撮ってくれませんかと言っている
しかも、かなりの美女ではないか!!
俺はもちろん「Way not? It's my pleasure」みたいな気の利いたセリフを言ってみたかったが、舞い上がっていたので「yes...ok!」と言うのが精いっぱいだっだのが何とも残念ではあるが、そんなことはこの際どうでもいい
まずは、彼女たちのカメラで撮影
そんな時、隣にいたみっちょんが気を利かして俺のiPodtouchでも写真を撮ってくれた
そんな訳で、心の中で「ナイスとゴメン」が入り混じった男とムスリムの美女との奇跡のツーショット写真が出来上がったのだ
その写真をアップして自慢したい紹介したいのだが生憎アップができないので、facebookのほうにアップしておきます
カイロで一緒にいた人たちに、ほかにもっと書くことあるだろと言われそうではあるが、関係ない!
さて、そんなこんなでカイロを満喫し、そろそろ次の目的地モロッコへ旅立つとする

2011-02-20

別れの朝

ダハブに滞在して少ししたころ、私たちは5人から多いときには7人と結構な大所帯となっていた
 しかし、決して連帯感があったわけではなく、皆それぞれに自分勝手にしたいことをしていた
そして、皆一様に思っていたことは、いつまでもダハブでダラダラしてても仕方ねーだろということそんな風に考えながらも、行動に移すのがためらわれる何かがここにはあった
そんな時のりをさん(←本名らしい)とみっちょんがついにダハブを離れてカイロに行くという決断をした
英断である
そんな、英雄二人に続けと、俺とミニサイズくノ一も翌日カイロを目指すことにした
セブンヘブンで夜行バスを予約して、夜バックパックのパッキングを済ませ、まだダハブに残る奴2人と、集合場所のセブンヘブン前に行ってみると、めちゃくちゃ大勢の人がいて何やらものすごく盛り上がっている
そこには、まさかの青春プレイバックのような盛大な送迎ムードが漂っている
それは、もちろん俺たちを送り出すためのものではない
セブンヘブンでダイビングのライセンスを取るために、にわか同級生になった者たちが、まるでテレビの熱血学園ドラマで転校していく友達を見送る場面にありがちな、向こう行っても頑張れよ的な、俺達のこと忘れんなよ的な、いつまでも友達だぜ的な、そんな雰囲気をプンプン漂わせている
もちろん俺達はそんな輪の中に入れるわけもなく、端っこのほうでただ小さくなって、出発の時間が過ぎているにもかかわらず、こいつらの茶番が終わるのを待つというめんどくさい感じになっていた
共にスキューバの免許を取るために苦労した仲間の旅立ちだか何だか知らないが、正直時間だけは守ってもらいたいものだ
こんなにみじめな人たちがいることも、知ってもらいたいものだ
今日は俺達にも2人見送りがいるからいいが、そういえば前日のりをさん(←本名らしい)とみっっちょんが出て行く時、誰一人として見送り行かなかったけど、あの二人はどんな気持だったんだろう...

カイロまでの9時間、前の奴はリクライニングをグゥーン倒してくるし、隙間風がビューン入ってきてむちゃ寒いし、バスぼろくて...振動すごいしで、とても寝れる状況じゃない中で、途中の休憩で一度も降りることなく爆睡していた
いよいよ、夜行バスの移動に適応する体に進化してきたようだ

カイロではダハブで会ったジュリ姉さん(←バブルの時代を生きた女)に教えてもらった、日本人経営の宿「カイロダウンタウンホテル」に宿泊した
この宿に朝着くと、まだ7時だというのにロビーにみっちょんの姿が!どうやらのりをさんも起きているらしい
二人とも前日の夜行バスで全く寝れずに、ホテルに着いて12時間熟睡してしまったから、朝早くに目が覚めたらしい
まだ、ホモ・サピエンスといったところだな
この宿には少しというか結構うざい従業員がいる
名前はコシャリだ
エジプトに行ったことがある人からすれば、えらい名前ついてんなぁと思うだろうが、コシャリとはエジプトの庶民に親しまれている、安いファストフードのようなものだ
ということは、コシャリという名前が付いているということは、日本で言うと牛丼さんとかたこ焼きさん、はたまたカップヌードル・シーフード味さんという名前が付いているようなものだ
もちろん、本名ではないらしい
のりをさん(←本名らしい)とみっちょんが初日に名前を聞いたところ、ボケてコシャリと言ってきて、そこからずっとコシャリで通しているらしい
このエピソードを聞いただけでうさい感じなんだが、それからも何かにつけていちいち、小ボケをはさんでくる
韓国人2人と日本人4人がロビーにいるときに、韓国人に「ジャパンとコリアどっちが1番?」とふざけた感じで聞いてしまう
そりゃ、韓国人2人は韓国とは答えにくいだろ...
最初のうちは、みんないちいち相手をしていたが、2日も経つともうみんな相手をしなくなっていた
まぁ、コシャリも悪い奴ではないんだが、空気を読めないのがつらいところである

カイロでは、なかなか盛りだくさんの行事をこなしたがそんなことよりも、やはりここはひとつ別れについて書くのが人情というもの
そう、このカイロでは約2ヶ月にわたって一緒に旅をしてきた、のりをさん(←本名らしい)とついに別々の道を行くことになっていた
ミニサイズくノ一とも約1ヶ月行動を共にしたがここでお別れ
彼女はこの後、ネパールへ飛ぶらしい
そして、血の繋がっていないお兄ちゃんに会いに行くらしい...
よくわからないが、あまり詳しくは聞いてないのでそういうことなんだなと納得するしかない
別れの日みんなでバス停まで見送りに行くと、去り際に彼女からみんなに向けて、手紙でも入っていそうな小さな包み紙を渡された
いやいや、普段は破天荒な行動の多い彼女でも、やはりこういうところは女子だなぁ~
と、みんな感心しながら、ホテルに帰り包み紙を開けるとなんと手紙と現金200EPが出てきた
この、驚愕の事態にみな開いた口がふさがら無い状態となるばかり
恐る恐る手紙を読んでみると、皆への感謝の言葉とともに
「何かを贈りたかったけど、思い浮かばなかったのでお金で解決することにしました エヘヘ」
の文字が!!
まさかの、おっさんによる資本主義的な解決のしかたに、みな顔をひきつらすばかりだった
結局、そのお金はみんなで豪華な食事をするということで、ありがたく使わせてもらった
のりをさん(←本名らしい)は、はるばるエジプトまで彼女が訪ねてきた
そして、また彼女と別れてもう少し旅をつづけてから日本に帰ると言っていたのに、どうやら彼女と再会して日本が恋しくなったのか、もう離れたくない的な感情にほだされたのか、そのまま彼女と一緒に日本に帰ることにしたらしい
そして、俺はみっちょんと二人でモロッコに飛ぶことにしたので、ここで別れることになった
互いに、その後も一緒に行動する相手を見つけたことで、寂しさが込み上げてくることもなく、意外なほどあっさりした別れであった
なんせ、実家が近い者同士
日本に帰ればむしろ簡単に再会できるということもあったので、「ではでは、また」「おう、ほなまた」ぐらいのものであった
でもやはり、お世話になったし楽しい旅ができたので、きちんとした感謝の言葉をここで述べておきたくなったので、この場で述べようと思う
「のりをさんがいたおかげで、彼女さんが日本から雑誌やらチキンラーメンやら味噌汁やらいろいろ持って来てくれて、ほんと助かりました!かんなさんありがとうございます!!」

こうして俺は、新たな旅のパートナーを見つけ新天地モロッコへ旅立った



2011-02-11

類は友を呼ぶ

前日体調を崩していたにも関わらず、人並ならぬ驚異の回復力を見せ、翌日かなり回復したので一気にエジプトのダハブまで移動してしまうことにした
しかし、まだ少し体調が芳しくなかったので何事も無くすんなり行きたい所だが、だいたいこう言う時に限ってハプニングは巻き起こるものである
エジプト側の港街アカバに着いた時、同じバスに乗っていたヒッピーカップルと、行き先が同じだったので、タクシーをシェアして、港まで行こうという事になった
ここからは箇条書きで
我々は11時発の船に乗りたい⇨タクシーの運ちゃん港を間違える⇨この時点で10時40分⇨ヒッピーカップル、ブチキレれる⇨なぜか運ちゃんもキレる⇨運ちゃんの仲間が仲裁しだす⇨男ヒッピータクシーを蹴る⇨運ちゃん更にキレる⇨のりをさん小声で文句を言う⇨俺、タクシーの中で体調を崩している⇨なんとか、行きたい方の港へ向かって走り出す⇨タクシーが最初乗った場所で止まる⇨運ちゃん「ここでチケット買わないと港へ入れない」⇨我々「いやっ、港の中で買えるでしょ」⇨港まで行くと「チケットがないと入れない」と言われる⇨ヒッピーカップル、ブチキレる⇨のりをさん呆れる⇨女ヒッピー、強引に検問を突破しようとする⇨俺、体調が悪いフリを続け面倒くさい事が片付くのを待つ⇨女ヒッピーとのりをさんが、タクシーで街までチケットを買いに行く⇨無事チケットを手に入れ戻って来る⇨男ヒッピー、タクシー料金が4人で乗った時と同じことにキレる⇨女ヒッピー、男ヒッピーをなだめる⇨のりをさん、タクシーの仕組みを理解してない男ヒッピーに呆れる⇨俺、体調を崩している⇨港に入る
なんだかな~...
もう少し心に余裕を持った方がいいぞヒッピーカップル!

さて、ここからは初めてアフリカ大陸に上陸すると言うお話
ヨルダンから船で紅海を渡りエジプトのヌエバに上陸すると、いよいよ初のアフリカ大陸である
エジプトと言えば、観光客の間では世界三大ウザい国に挙げられるほど、客引きやたかりが多い国として有名だ
そう聞かされると、「どれどれ、どれくらいウザいのか楽しみではないか!かかってきなさい!そんじゃそこらのことじゃ、ウザいなんて思わないぜ!」と、思ってしまうのが旅人の性である
早速、次の目的地ダハブに行く為に、乗合バスかタクシーを拾う事にする
港を出ると、30人位のおっさん達がワッと俺達の周りを囲んで口々に話しかけてくる!
イキナリの客引きの嵐に、ウザいなぁ~と思いながらも、交渉開始
相場は某歩き方で調べてあったから知っていたが、やはり最初の言い値は倍近くあったのではないか
10分程の交渉の末、何とか適性価格まで下がったのでようやく移動開始
タクシーの運ちゃんは、途中でスラムみたいな場所で車を停め、何も言わず一軒の家に入っていってしまった
仕方ないから、車から降りて写真を撮ったりしていると、近所の子供達が集まってきた
みんな純粋無垢な感じで、カメラを向けると無邪気な笑顔でピースを向けてくる
写真のお礼に、ヨルダンから持って来ていたマンダリンをあげる
みな一様に、うれしそうに受け取ってくれた
すると、さっきミカンを受け取った1人の少年が近付いて来る
お礼でも言ってくれるのかと、期待していると、持っているミカンを指差して何か言っている
どうやら、一ヶ所少し腐っている場所があるから、替えてくれと言っているらしかった...
どうやら、ここも例外なくエジプトであるらしい
おっちゃんの用事も終わった様なので、クソガキ共と別れて再出発した

そういえば、ヨルダンからエジプトに渡る船で、ペトラの宿で会った2人組に再会した

タハブはダイビングスポットとして有名で、大概の日本人はここで「Deep Blue」か「Seven Heaven」と言う宿に泊まりダイビングのライセンスを取るらしい
なんでも、世界一安いらしく¥30,000で、何らかのダイビングのライセンスが取れるらしい
詳しい事はよく知らない
だが、我々は誰一人全くもって興味が無く、華やかな雰囲気の宿にはどうも馴染めそうにないので、爽やかな笑顔の人達から逃げる様に、近くの「Green village」という我々のほかには日本人が誰もいないエデンの園に逃げ込んだ
ちなみに、先にダハブに乗り込んでいたミニサイズくノ一も、案の定見事に馴染めておらず、ノアの方舟に一緒に乗って行く事になった
さて、エデンの園に逃げ込んだ俺達がそこでいったい何をしていたかというと、毎日禁断の果実を食べてボーっとしていたのでした
どうやら本家エデンの園と違って、エジプトのエデンの園は禁断の果実を食べても追放されることは
ないらしく、とてもゆるいらしい
この時期のエジプトには、ハイシーズンにヨーロッパを旅していた人たちが、寒くなってきたのでみんな一斉に南へ下ってくるという現象が起きるため、旅の途中で出会った人と再会するなんてことが結構ある
そういう私も、何人かの人と再会し、互いの旅の報告をしたり、命があってここまで来れたことを喜びあったりしたものだ
それにしても、暖かい!