2011-02-11

類は友を呼ぶ

前日体調を崩していたにも関わらず、人並ならぬ驚異の回復力を見せ、翌日かなり回復したので一気にエジプトのダハブまで移動してしまうことにした
しかし、まだ少し体調が芳しくなかったので何事も無くすんなり行きたい所だが、だいたいこう言う時に限ってハプニングは巻き起こるものである
エジプト側の港街アカバに着いた時、同じバスに乗っていたヒッピーカップルと、行き先が同じだったので、タクシーをシェアして、港まで行こうという事になった
ここからは箇条書きで
我々は11時発の船に乗りたい⇨タクシーの運ちゃん港を間違える⇨この時点で10時40分⇨ヒッピーカップル、ブチキレれる⇨なぜか運ちゃんもキレる⇨運ちゃんの仲間が仲裁しだす⇨男ヒッピータクシーを蹴る⇨運ちゃん更にキレる⇨のりをさん小声で文句を言う⇨俺、タクシーの中で体調を崩している⇨なんとか、行きたい方の港へ向かって走り出す⇨タクシーが最初乗った場所で止まる⇨運ちゃん「ここでチケット買わないと港へ入れない」⇨我々「いやっ、港の中で買えるでしょ」⇨港まで行くと「チケットがないと入れない」と言われる⇨ヒッピーカップル、ブチキレる⇨のりをさん呆れる⇨女ヒッピー、強引に検問を突破しようとする⇨俺、体調が悪いフリを続け面倒くさい事が片付くのを待つ⇨女ヒッピーとのりをさんが、タクシーで街までチケットを買いに行く⇨無事チケットを手に入れ戻って来る⇨男ヒッピー、タクシー料金が4人で乗った時と同じことにキレる⇨女ヒッピー、男ヒッピーをなだめる⇨のりをさん、タクシーの仕組みを理解してない男ヒッピーに呆れる⇨俺、体調を崩している⇨港に入る
なんだかな~...
もう少し心に余裕を持った方がいいぞヒッピーカップル!

さて、ここからは初めてアフリカ大陸に上陸すると言うお話
ヨルダンから船で紅海を渡りエジプトのヌエバに上陸すると、いよいよ初のアフリカ大陸である
エジプトと言えば、観光客の間では世界三大ウザい国に挙げられるほど、客引きやたかりが多い国として有名だ
そう聞かされると、「どれどれ、どれくらいウザいのか楽しみではないか!かかってきなさい!そんじゃそこらのことじゃ、ウザいなんて思わないぜ!」と、思ってしまうのが旅人の性である
早速、次の目的地ダハブに行く為に、乗合バスかタクシーを拾う事にする
港を出ると、30人位のおっさん達がワッと俺達の周りを囲んで口々に話しかけてくる!
イキナリの客引きの嵐に、ウザいなぁ~と思いながらも、交渉開始
相場は某歩き方で調べてあったから知っていたが、やはり最初の言い値は倍近くあったのではないか
10分程の交渉の末、何とか適性価格まで下がったのでようやく移動開始
タクシーの運ちゃんは、途中でスラムみたいな場所で車を停め、何も言わず一軒の家に入っていってしまった
仕方ないから、車から降りて写真を撮ったりしていると、近所の子供達が集まってきた
みんな純粋無垢な感じで、カメラを向けると無邪気な笑顔でピースを向けてくる
写真のお礼に、ヨルダンから持って来ていたマンダリンをあげる
みな一様に、うれしそうに受け取ってくれた
すると、さっきミカンを受け取った1人の少年が近付いて来る
お礼でも言ってくれるのかと、期待していると、持っているミカンを指差して何か言っている
どうやら、一ヶ所少し腐っている場所があるから、替えてくれと言っているらしかった...
どうやら、ここも例外なくエジプトであるらしい
おっちゃんの用事も終わった様なので、クソガキ共と別れて再出発した

そういえば、ヨルダンからエジプトに渡る船で、ペトラの宿で会った2人組に再会した

タハブはダイビングスポットとして有名で、大概の日本人はここで「Deep Blue」か「Seven Heaven」と言う宿に泊まりダイビングのライセンスを取るらしい
なんでも、世界一安いらしく¥30,000で、何らかのダイビングのライセンスが取れるらしい
詳しい事はよく知らない
だが、我々は誰一人全くもって興味が無く、華やかな雰囲気の宿にはどうも馴染めそうにないので、爽やかな笑顔の人達から逃げる様に、近くの「Green village」という我々のほかには日本人が誰もいないエデンの園に逃げ込んだ
ちなみに、先にダハブに乗り込んでいたミニサイズくノ一も、案の定見事に馴染めておらず、ノアの方舟に一緒に乗って行く事になった
さて、エデンの園に逃げ込んだ俺達がそこでいったい何をしていたかというと、毎日禁断の果実を食べてボーっとしていたのでした
どうやら本家エデンの園と違って、エジプトのエデンの園は禁断の果実を食べても追放されることは
ないらしく、とてもゆるいらしい
この時期のエジプトには、ハイシーズンにヨーロッパを旅していた人たちが、寒くなってきたのでみんな一斉に南へ下ってくるという現象が起きるため、旅の途中で出会った人と再会するなんてことが結構ある
そういう私も、何人かの人と再会し、互いの旅の報告をしたり、命があってここまで来れたことを喜びあったりしたものだ
それにしても、暖かい!

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