2010-12-31

大晦日になりました

お久しぶりです
前回の更新から早20日...いやいや、一度途切れた集中力と言うのは、なかなか元には戻らないと言いますがその通りなんですね
そして、今日!
ふと気付くと大晦日じゃありませんか⁉
ん~月日が経つのは早いと言いますがその通りなんですね
そんな、先人が何百年も前に気付いていたことを、今更ながら実感している大晦日でございます
さて、2010年を私事ながら勝手に総括すると、今年はやはり笑い飯がM-1を制した事が象徴するように、とても自分の物事に対する姿勢や考え方が変化した年だったと言えると思います
んっ⁇それと笑い飯がの話はどう関係してるんだと、思った人も居るとおもいますが、ただ単に日本の最新情報も知ってるんやでって事を言っておきたかっただけなので気にしないでください
旅に出たのが、誕生日の4日前の7月13日で今までの5月半
ほんまに長かったような短かったような実際には長かった日々の中で肌が乾燥して大変でした..
まぁ、今のところそれくらいの感想でとどめておきたいと思います
ちなみに、旅に出たのが、誕生日の4日前の7月13日なので、誰でも容易に僕の誕生日がいつなのか知ることができますね
どうぞよろしくです
ちなみに甘いものは大好きです
前回の更新では、クソ真面目にアウシュビッツの事を書きましたが、多分誰もがふ~んで終わっていると思うので、なんか虚しいので、テイストを変えてみることにしました

そのアウシュビッツがあるポーランドにいたのが11月13日までで、その後1ヶ月半で、ハンガリー⇨スロベニア⇨クロアチア⇨モンテネグロ⇨アルバニア⇨マケドニア⇨コソボ⇨ブルガリア⇨トルコ⇨シリア⇨ヨルダン⇨イスラエルで今日またヨルダンに戻ってくると言うかなりの強行日程で動き回ってました
それもこれも、クリスマスと年越しと言う二大イベントが先に控えているという状況だったので、どうせなら温かいエジプトのダハブで迎えようじゃ無いかという、少し色気を出したプランを立てたことに端を発する訳なんです
ちなみに、現在三人で一緒に旅をしていて、1人はハンガリーで出会ってモンテネグロで再会してそこから目的地が同じだったので一緒に行動している、なんと出身が市どころか区さらには町まで同じだった31歳ノリノリなのに虚弱体質な男と、トルコとシリアのボーダーで出会った、鳥取のど田舎出身、100歩歩けば1回つまずくミニサイズくノ一(くのいち)の女の三人で旅してます
話を戻すと、そもそもモンテネグロの時点で男2人、何所でクリスマスを迎えるべきか?と言う話になり、やっぱり楽園に行くしか無いでしょってなって、いそいでダハブを目指す事になったわけで
結果、物事万事うまく進まないのが旅であって、寄り道寄り道を繰り返し、予定から遅れに遅れて、結局クリスマスとは無縁のイスラムの国シリアでキリストの誕生日を祝う羽目になってしまった
女の子がサンタの服着てケーキを売ってる訳でもなく、街頭のスピーカーからクリスマスソングが流れている訳でも無ければ、ましてイルミネーションが街角を彩っている訳でもない
ただそこには普通の日常が流れているだけ
髭面のおっさんが絨毯や香辛料を売り、街頭のスピーカーからはアザーン(ムスリムへの一日五回の礼拝呼び掛け)が流れ、街角にはいつものケバブのニオイが立ち込めているだけという、盛り上がり要素0な雰囲気の中で、なんでこんな事になったのかを考えてる内にクリスマスは過ぎて行きましたとさ..
次に控えるは年越しと言う大イベント!
今の予定ではヨルダンの砂漠でベドウィン(遊牧民)のキャンプにお邪魔して、砂漠の夜空の星を眺め年をまたぎ、砂漠の地平線を昇ってくる初日の出を拝む予定ですが...どうなることやら

最後になりましたが、来年も皆さんにとって良い年になりますように
そして、なにより自分が無事に日本に帰れますように
皆さん、初詣に行った際には、この事もついでにお願いしておいて下さい
それくらいしてくれても、バチは当たらないはずです
では、また来年です!
よいお年を!

2010-12-10

最近は..いろいろ

久しぶりの更新で、すっかり忘れ去られた感バリバリやけど、やっとまともにwifi飛んでるホステルに泊まったから、たまには生存アピールをと思い、ペンもといipodtouchを手に取りました

あいかわらず、パソコンがないから写真はアップできませんが、文章だけで失礼します

そうそう、前回はチューリヒの事を書いて、アウシュビッツに行くとか言ってたと思うんで、その続きから

アウシュビッツ、行ってきました!
ん~難しい!!
分からん!
正直、淡々としててこっちも淡々としてまうって話ですよ
そう、ここに来た人は大体みんな、受付でツアーに申込んでガイドの話を聞きながら、見学するのが一般的な訳で
俺みたいに、自分のペースで回れへんのは嫌や!って言う(英語力の無さから来る)ワガママを言ってまう奴は、逆に良くなかったりすんのかな?
なんせ、ここはアウシュビッツ!個人の自由なんか認められなかった場所!
そういう意味じゃツアーに参加した方がいいんかな?って途中でちょっと反省しながら(しかも、途中で日本語のガイドさんも見つけたし)..でもツアーの1.5倍の時間をかけて回って来ました
ここで、最も考えさせられたのは、第二アウシュビッツといわれる、ビルケナウ強制収容所にある、犠牲者の慰霊碑の前で、何もかける言葉が浮かんで来なかった事が、強烈に印象に残っていて、俺の中では一つの答えみたいになっています
それは、やっぱりあれだけ、いろんな場面を見て来て、何も感じない訳は無く、しっかりと自分の中に情報としては入っているんだなと思んです
でも、それらを、本当に全て受け入れる事が出来ない、つまり自分の中のこの出来事に対する器が出来上がってもないのに、こんなにデカくてトゲトゲした物を入れると器が壊れてしまうから、心が勝手に、入って来る物に対してストップをかけてたんやと、後で気付いたんです
つまり何が言いたいかと言うと、行っただけで終わってはダメだと言う事!
行って始めて勉強する準備が出来たと言う事なんですよ!
これから、時間をかけてでもいつかそのデカくてトゲトゲしたものを受け入れられる器を作っていければ、問題ないし今回行った価値も出てくると思うんです
これから、どうするかが重要ってことなんかなって思わされた場所でした

で、その前のワルシャワではホステルに居たポーランド人とBAR⇒club⇒casinoと行って手持ちの金を全部すったり(たいした額じゃないけど..)楽しいナイトライフを過ごし、結局ポーランドは満喫しました
因みに、初の東欧はやはり物価がめちゃめちゃ安い!
次は、日本人恋しさに、スロバキア、チェコを飛ばしてハンガリーのブダペストにある日本人宿【アンダンテホステル】に行きます!
ここは、いやいや...また次回書きたいと思います!
最近はトラディショナルフードもさほど値段を気にせず食べれるくらいになって来て、非常に懐に温かい印象です
ピエロギ美味かったな~

2010-11-11

チューリッヒ

え~、ブログの更新がストップしてからかなり経ってますが、ありがたい事に見てくれてる人が少なからずいるみたいで、申し訳ないから、パソコン盗られる前に作ってたのを、更新しとこうと思います
因みに今はipodtouchを買って急場を凌いでる感じで、ipodtouchでブログを作るのはめちゃ面倒臭いから、更新が無いという状態です


長居したアントワープに別れを告げて、いよいよスイスに入った

そう、スイスいえばやっぱりみんな口を揃えて言うんが、「それちょっとお高いんでしょ~?」
という、通販で聞こえてきそうなお決まりの言葉
実際、チューリッヒで買い物した感想は・・・「いえいえ、そんなことはございません!お求めやすいお値段で」とは、なかなかいかない物価をしております
北欧並みか、それよりほんの少し高い印象を受ける

そこで、とりあえずこいつで比べたら分かりやすいやろってことで、コーナーにするとか言っときながら第二回がなかなかこなかった「今日のマクドナルド~」
水とかは、店によってばらつきがあるから、この方が分かりやすい
とりあえず、他のヨーロッパの国とメニュー自体はそないに変わらんかったから、ビックマックセットを注文する
(チーズフォンドゥバーガーなるものがあるって聞いてたけど、見つけられんかったからしゃーなし)
そうそう、ヨーロッパのマクドでは、ビックマックセットとチーズバーガーセットとかマックチキンセットとかの値段がほとんど変わらへん、ってか一緒の場合が多い
日本じゃ100円以上は違ってくるのに・・

まぁ、ホンマにどこの国でも全く同じモンが出てくる・・これは、地味にすごいことやと思ってまう
スイスではなぜか、コカ・コーラのグラスが付いてきた
キャンペーン中か?でも、まぁ荷物になるだけやからいらへん!
さて、注目の値段はどうかというと11.3CHF(スイス・フラン)と、日本円で約1000円!!
・・・いや~高すぎるわ
ゆうたら日本の倍くらいやね
でも、スイスのマクドバイトの時給は2000円らしいから、スイス人の感覚からすると日本人のそれとあんま変わらへんのかな
ただ、やっぱよそから来た人にとっては厳しい値段ですね
値段が倍やからゆうて、ピクルス2倍とか、肉汁2倍とかそうゆう話やないからね

とまぁ、物価が高いこともあるし、相変わらずユーレイルパスの期間に縛られてるということもあってスイスではZurich(チューリッヒ)、Zermatt(ツェルマット)、そしてお義姉さんの友達のお宅にお邪魔するというくらいの予定になりそう

ということで、まずはチューリッヒ!

チューリッヒはスイス最大の都市で、名前もよく聞くしなんか有名なモンでもあったかな~ってぐらいで行ってみることに
実際、行ってみるとあんま有名な観光地って訳でもないみたいやね
確かに、名前はよく聞くけど、それはあくまで金融センターとか銀行とかそういう関係で聞くだけであって、どうやらそないに観光名所的なもんはないらしい

でも、そこはさすがにスイスの都市だけあって街並みはすごいきれい
街の真ん中にLimmat(リマト)川が流れていて、その流れはチューリッヒの南東にある三日月型のチューリッヒ湖に注いでいる

新市街のほうは洗練されてる雰囲気で


旧市街のほうには、ここでも路地が路地に繋がっている趣のある街並みをしとる

でも、これだけっていっちゃこれだけ・・

ちなみに、今回泊まったホステルはこれ!

久しぶりのYouth Hostelでめちゃくちゃでかいし、めちゃ清潔

その分お値段は1泊35CHFとかなり高目
でも、スイスやししゃ~ないかって感じです

夜は、ホステルでパスタでも作ろかなぁ~思てパスタとベーコンとマッシュルームを買って帰ったのに、なんと自由に使えるキッチンが付いてなくて、結局ついでに買って帰った食パンで夕飯を済ますことになってもた

まぁチューリッヒは2泊だけの予定やから適当に観光して、次の街に移るとします
なんていっても、次はあのマッターホルンがそびえるアルプス山脈の麓の町「ツェルマット」やから、ほんま楽しみでしゃ~ない!!
ついに、あのマッターホルンを生で見れる

とまぁ、写真も少ないしアントワープ編飛ばしてるし、よく分からん感じですんまへん...

ちなみに、今現在はポーランドのkrakow(クラクフ)と言う、かのアウシュビッツ強制収容所の近くの街に来てます
ドイツのベルリンにあるユダヤ博物館でいろいろ勉強したし、ベルリンのホステルで出会ったイスラエル出身のユダヤ人のオーウェンからもユダヤ人やユダヤ教の事をいろいろ聞いて、予習は完璧やから、実際に現場に行って後は自分でちゃんと考えて来たいと思います

2010-10-27

再起の一歩

パソコンを取られたまま、アントワープまで逃げ帰って4日

前回、今滞在している「ブーメランホステル」に滞在したときも、メンバーに恵まれて楽しい時間を過ごすことができた
そして、今回もまた「ブーメランホステル」には、楽しいメンバーが集まってきて、めちゃ楽しい時間の中で、十分に療養することができた
インドで出会って結婚して、今は1年半のハネムーン真っ最中の、キャンプの達人「竜樹さんみつこさん夫婦」、1度しゃべりだしたら誰も止めることのできない、昭和の香り漂う中年親父「フらんく・けいすけさん」、そして相変わらずブーメランのスタッフみたいに、めぐみさん(オーナー)にこき使われてる師匠の「中野さん」

その他にもポーランドの合唱隊や、ライブで世界を回っている2人組、メキシコのロックバンド5人組など、ここには音楽があふれていた

また、ハプニングが起きたら戻って来るやろうけど、できれば戻ってこないに越したことはないなぁ・・

ということで、しばらくパソコンなしで動き回ろうと思います
心身共に、身軽になったっていうことですよ

また、どこかで安いパソコンに出会うまでは、このままでいこうかな

旅はまた再出発の時です

2010-10-23

悲劇再び・・

ブログは更新はかなり遅れてて、実は今ベルギーのアントワープに戻ってきてます
前回の更新で、アントワープにいたのに、戻ってきたって言うのはどういうことかと言いますと、その後アントワープを出て、スイス→イタリア→オランダと進んでたわけです
んで、オランダのアムステルダムに滞在中、ホステルの部屋に泥棒が出て、俺のパソコンとか予備で持ってきてたカメラとかを盗まれたんです
で、今はまたアントワープに体勢を立て直すために、舞い戻ったという次第です
そう、パソコンを盗まれたから、しばらくの間ブログの更新をお休みしたいと思います
また、ちょっとしたら再開すると思うんで、しばらくしたら覗いてみてください!

2010-10-21

死都ブリュージュ

Antwerp(アントワープ)の宿に滞在しながらBrussels(ブリュッセル)に行ってみようと思っとったけど、オーナーのめぐみさんに聞いたら、もし晴れたらBruges(ブリュージュ)の方が絶対良いと言うので、翌日の天気に掛けることに

朝起きて、天窓から外を見てみると、ここ最近では一番の快晴
ということで、行き先をブリュッセルからブリュージュに変更して行ってみる事に
しかも、この日は日曜日で、ベルギーの鉄道は週末、往復割引なるモノがあるらしく片道料金で往復できてしまうらしい
料金は割引適用で往復14.4€

駅で、チケットを買い時刻表を見てみると、どうやらチケットを買った1分後に出てしまったらしい・・
しかも、1時間に1本しかなくて、出鼻を挫かれる
仕方ないから、駅周辺をブラブラ
それにしても、このアントワープセントラル駅はものすごい豪華な装飾をしとる

1時間して電車に乗り込みブリュージュへ

ブリュージュは、ベルギーの都市の中でも観光地として人気が高いらしく、行ったのが日曜ということもあってかなりにぎわっとる
そう、ついでに言うとブリュージュの歴史地区は世界遺産らしい

ここでの目的は風車と、かわいらしくワッフル
街歩きもそこそこに、さっそく駅とは反対側の風車がある川沿いへ

風車を見るのは中学校の時に行った長崎のハウステンボス以来やけど、やっぱめちゃくちゃかっこいいなぁ

「遠目からの風車」


「階段なめの風車」

「アップの風車」

「風車の後ろ姿」

どこからみてもかっこいい
しばらく、風車の下にあるベンチに座り風車を眺めてぼーとする
でも、これだけ写真を見れば気づいた人もいるかも知れんけど、そう、この風車たちは現在は動いていない・・・
すべて、展示用で下で何かに繋がっているわけでもなければ、まして、羽が回っているわけでもない
でも、そんなことは気にしない

少し腹が減ってきたから街のほうに戻り、ワッフル屋を探す
少しすると、ワゴンでワッフルを売っているのを見つけて買うことに

でも、さすがに男一人で並んどるやつなんておらんから、結構恥ずい・・

ワッフルはプレーンやと1.5€、トッピングをすると2€
ここは、ベルギーということでチョコをトッピングして食べる

サクサク、フワフワのチョコあま~いで、さすがにうまい

ん~まぁとにかく、目的はこれだけやったから後はふらふら街中を歩いて回る

カメラを持った観光客が来るたびに「Photo?」と聞いてきて、いちいち演奏をとめてポーズをとってくれる音楽隊
写真を撮り終わると、手を上げて「どうぞ」とやると再び演奏しだす
もちろん、俺の時もポーズを決めてくれて「パシャ!」、「どうぞ」とやると陽気な音楽を演奏しだす

いやいや、サービス精神がありますな

他にも、何組か音楽隊がおったけど、誰も、箱を置いたりして小銭を要求しない

みんなを、楽しませたい一心でやってるとしたら、ええ人らやなぁ~

メインの建物はマルクト広場に面して建てられたこの鐘楼

なかなか見事な鐘楼で、ベルギー国内では最大の鐘楼らしい
こちらも、世界遺産
こんだけ世界遺産があると、最近はちょっとありがた味が薄くなってきてしまいました

後、ブリュージュには本気の教会がある

俺の中での本気の教会っていうのは、シスターとかがちゃんと歌を歌ってお祈りを捧げてる教会のことで、今まで行った教会では見ることが無かった光景や
今までの教会でもやってるか知らんし、宗派とかそんなんかも知れんけど、そんなこと俺の知ったこっちゃ無い

とにかく、ここはフラッと入ってみたら、その瞬間からなにやら厳かな雰囲気で、観光客たちも全くおしゃべりできんくらい、シンとしとって息が詰まりそうになる
その中で、数人のシスターがぼそぼそ呪文みたいなのを唱えとる
しばらくすると、一人のシスターが天井から垂れている紐を引っ張って鐘を鳴らし始めた
「あぁ~ちょうど4時か!やっぱちゃんと1時間ごとに自分たちの手で鐘ならしてんねんなぁ~」と思ってパッて時計を見ると4時23分やった
「えっいやいや、今の何の鐘なん??」ってなって笑いそうになるんをこらえて見続けてると、ぞろぞろと20人くらいのシスターが出てきて歌を歌い始めた
なんか、ちょっと暗い感じの歌やったけど、初めて生でお祈りの歌を聴けて興奮してしまいました
でも、かなり長くなりそうやったから、途中で退席させてもらいました

そうそう、題名が「死都ブリュージュ」になってんのは、そういう題名の小説があるからで、なぜ死都なんかを説明しようと思ったけど、めんどくさいから知りたい人は小説買って読んでみてください

2010-10-19

musselとBelgium beer万歳!

アントワープと聞いてすぐに思い浮かぶものは、何も無い人がほとんどで、地名すら聞いたことがないと言う人も多いと思うけど、ここは日本人観光客が結構多い
何故かと言うと、あの感動の名作「フランダースの犬」で、ネロとパトラッシュが最後にルーベンスの絵を見て死んでいった教会があるんです

正直、俺は「フランダースの犬」を全部は見たことが無いからそれほど興味も無かったけど、感動の名シーンbest100とかで、あれだけしつこく紹介されていれば、ちょっと見てみたくもなるというもの

で、その教会がこれ「Onze-Lieve-Vrouwe kathedra(ノートルダム大聖堂)」






いやいや、正直そないに期待して無かった分驚かされましたね
むちゃくちゃきれいな装飾と繊細な装飾で彩られた教会は壮麗そのもので、確かに物語の終焉の場所にはふさわしい
教会の前では、イケメンのヴァイオリニストが物憂げな音色を奏でている


さぁ、それではあの心優しきネロ少年が死ぬまでに1度は見てみたいと願ったルーベンスの絵画を見てみようかと、教会に足を踏み入れて驚き!
入り口を入ると、なぜか、ガラスのバリケードがあって人が立っている
近づくと「入るんだったら5€だよ」って言ってくる
教会に入るのに金を取るなんて信じられない・・まぁたまにあるけど
全然そんなこと予想してなかったから、なんか嫌になってもて、じゃあいいですと言って、教会のミュージアムショップで絵葉書のルーベンスの絵と教会の平面図を見ながら、「この絵がこの教会のあの場所にあるんやな」って、想像で教会の中を見て回りました~
正直、こんなところで金をケチるのはどうかなと思ったけど、なんか払う気になれんかったとです
もし、ネロとパトラッシュがこの時代に絵を見に来たとしたら、入り口で「5€払え!」っていわれて、しかも「犬は3€だな!」とか言われて「無理っ!」ってなって、絵を見れんと入り口で死んでまうところやで!
ほんま、昔の話でよかったわ
まぁ、もし今の時代やったとしたらネットで検索してもて、それで満足してもてるかも知れんけどね・・


他には、いろいろきれいな教会とかもあったり、


港の方まで足を伸ばすと、モダンな建物もあったり、


でなかなか面白い街やった


夜になって、ホステルで知り合った中野さんと、ベルギー料理とベルギービールを飲みに行くことに
ホステルのオーナーのめぐみさんに聞くと、ベルギーではムール貝がバケツみたいな容器にいっぱい入って出てくるらしく、センターの方に行くと食べれると言うので、またしてもノートルダム大聖堂のあたりまで歩いていく


でも、探し始めても一向にムール貝という表記が見当たらない
で、よく分からんかったし、雨も降ってきたから適当に店に入ってムール貝が食べれるところがあるか尋ねるとその辺にいっぱいあると教えてくれる
どうやら、ムール貝は「mussel」と表記するらしく、よくみてみるとそこらじゅうに書いてあった
で、後は適当に近くのレストランに入る


メニューを見てみるとmusselの欄にはいろいろな調理法が書いてあって、mussel met roomとかmussel met lookとかよくわからんのもある
とりあえず、間違いがなさそうなガーリック蒸しとビールを注文
ちなみにmusselは20.5€とかそんな値段で、ビールはグラスで2.25€


ホンマに言ってた通り大量のムール貝が出てきた
これが、まためちゃくちゃうまい!
下のほうにたまってるスープには、オニオンと香草がたっぷり入っていて、ガーリックも程よく効いていて最高!
ほんまビールがどんどんすすむ
ベルギービールのあてとしては最適です
結局、男二人でも、ビールを飲みながらやったらこれ一つで十分な量やった
ついでにフレンチフライもすこしだけ付いてくる


中野さんは大阪出身と言うこともあって、関西人2人がビールを飲むと話が長くなる
結局、来た時に降出した雨が、全然止まへんこともあって、閉店時間を過ぎても居座ると言う、迷惑な客になってしまった


最後には、帰りの最終トラムがもうすぐ出てしまうと言うことやったから、しぶしぶ店を後にする
なんと、中野さんがビール代をおごってくるれるという男気を見せてくれて、俺は15€の支払いで済んでしまった
ほんまごちそうさまです


10月のアントワープの夜は、ホンマに寒くて凍えそうになりながらホステルまで帰えりました


おまけ
アントワープでも俺が泊まったホステルがある地区は、ユダヤ系の人たちが住んでいる地区で、独特の衣装と髪型をしているひとたちが大勢いる


もみ上げとかくるっくるで、いつも黒ずくめの衣装を着ている
ちなみに、この帽子を取るとその部分だけ坊主です
だから、いつも帽子を被ってる
宗教ってのは大変や・・・

2010-10-15

さっそく予定を変更して

イギリスからNational Expressの夜行バスでベルギーのブリュッセルに向かう

またしても、移動の日にあいにくの雨

バスでイギリスを出るときは、ドーバー海峡の手前で一旦イミグレを受けて、そっからバスごと船に乗り、ベルギーかオランダかフランスに着いたら、またそのバスで目的地まで向かうことになる

船に乗り込み、デッキからイギリスに最後の別れを告げる

ドーバー海峡って言えば、昔ウッチャンナンチャンの番組でドーバー海峡横断部っていうのがあったのを思い出す
小さい頃は 、何も考えんと見とったけど、実際この海の上に立ってみて、「この海を泳いで渡るんとか、めちゃくちゃ大変なんちゃうかなぁ~」とか、どーでもいいこと考えたりしながら、俺は船で渡る

船の中は普通にきれいで、もちろんユーロもポンドも使える

乗船時間は2時間ほどで、ベルギーに到着
また、バスに乗り込み3時間ほどでブリュッセルノード駅に到着

着いたのが朝の5時くらいで、またしても電車が動いてないから、駅でぼーっと電車が動き出すのを待つ
この時の予定では、今日ブリュッセルの町を観光してアントワープに向かう予定やったけど、ボーっとしている時に急に、時間があるんやったらルクセンブルクに今日行ってしまおうと思いたって、急遽予定を変更して、ルクセンブルクに行くことにした

ルクセンブルクは、ベルギーのブリュッセルから列車で3時間ほど南へ行ったところにある、小さな国で、何でも旧市街がとてもきれいだという噂を聞いていたから、行きたくなってしまったんです
こういう自由に予定を変更できるところはバックパッカーのいいところですな~

早速、切符を買いに行くと、パスを持っているなら切符を買わないでも、そのまま乗ったらいいらしく、時間とプラットホームを聞いて、そのままプラットホームへ

まだ、夜も明けきってないホームで列車を待つ
で、やってきた列車に乗り込み揺られること3時間(Pass保有者やからもちろんFirst Class!)

列車を降りてびっくり!!

むちゃくちゃ霧が出とって視界めっちゃ悪い・・・小雨もパラついとる
でも、旧市街とかやったらそれぐらいの方が、雰囲気出てええんちゃうか!とプラスにとって、さっそく街歩きに出かける

とりあえず、駅のロッカーに荷物預けて旧市街の方へ向かう
なぜかコインロッカーのスペースだけがサイケな感じに

駅から徒歩10分ほどで旧市街がある渓谷に到着

地図によるとこの先の橋の下に深い渓谷があって、その谷に旧市街が広がっているらしい
でも、どうもこの様子やと霧が濃すぎてようわからんのちゃうか?と、思いながら恐る恐る歩いていくと、案の定よう分からん

残念な感じやけど、とりあえず谷に下りてみること
こんな感じの道が続いていく

やっぱり下りてきても、霧が濃すぎて良く見えんけど、いい雰囲気の街やということは分かる

昼ぐらいになってくっるとさすがに霧も少しずつ晴れてくる
良く見えるようになってくると、めちゃくちゃ趣のあるきれいな街が姿を表した

路地が入り組んでいて、歩いとっても目を奪われるほどきれいな街並み

旧市街で昼飯を食べたかったけど、あんまり店とかは無かったから、今度は新市街のほうにも行ってみることに

ここで、ルクセンブルクの意外な情報!
このルクセンブルクという国は、小さいながらも世界的にかなり裕福な国で、一人当たりのGDPと平均所得は世界1位という、実はめちゃくちゃ金持ちの国なんです
ただ、人口が少ないから国別のGDPなんかの統計には姿を現さないんです
国土の面積は神奈川県と同じくらいで、人口は48万人しかいない(ちなみに神奈川は870万人・・日本ってほんまに人口密度高すぎるよな)
この国の主な産業は工業やったらしいけど、今では金融サービスとか銀行業に携わってる人が労働人口の1/4を占めてるらしい
たぶん新市街と旧市街が近いということもあって、新市街の近代的なビルで働きながら、旧市街のきれいな街並みの中で暮らすっていう、理想的な生活をしている人が多いんやろうなぁ

新市街のほうで昼飯を食べようとしたけど、ルクセンブルクの名物料理なんか全く思いつきもせんかったから、てきとうにカフェにたいなところで昼食をとることに
もちろん、ルクセンブルクにも日本のの料理を出す店はある
サラダうどんも食べてみたかったけど・・

ここで、はじめて物価を知ることになるんやけど、金持ちの国の割りにそんなに高くない
まぁ、今の俺にとっちゃ少し高いなぁ

「ステーキ何ちゃら」ってのを注文したら、ほとんどフレンチフライで覆い尽くされたお皿が出てきた

しかも、「ステーキ何ちゃら」って書いてあったのにハンバーグやし
これと、ミネラルウォーターで11.2€
まぁ、ボリュームがあったからいいけど、ちょっと奮発しすぎた感はある
でも、ここの店員さんはむちゃくちゃ可愛くて、それだけで満足!
そう、単純なことなんです

今日の宿は、ベルギーのアントワープにとってあったから、5時にルクセンブルクを後にする
ベルギーのアントワープまで、ブリュッセルで乗り換えして4時間!
着いたのが9時とすっかり遅くなってしまった

この日泊まったのはロンドンで知り合った山田君に紹介して貰った「Boomerang Hostel」と言う、ベルギー人の旦那さんと日本人の奥さんが経営してるホステルで、1泊12€と結構安い
と言うことで、ここに滞在しながらベルギーの違う都市へ足を伸ばす予定です

2010-10-11

伝統とは・・

最近、ブログの更新がめっきりペースダウンしてしまってますが、もうちょっと張り切ってがんばりたいと思います

ロンドンに戻ってから、次の予定を練り練りしてました
出した答えが、ユーレイルパス(ヨーロッパの鉄道パス)の残り期間を考え、ベルギー、オランダ、スイスと南下していって、イタリアまでの長距離移動を敢行することに!
そして、またドイツまで戻ってきて、東欧を下っていくというプラン立てる
正直、イタリアにはあまり魅力を感じないので、短い滞在でいいからこんな感じでこれから行ってみようと考えてま~す
まぁどうせ途中で変更、変更の繰り返しやとは思うけど・・

とにかく、ロンドンについてもう少し書いておくことにします

みなさん、イギリスの料理と言えば何を思い浮かべますか?
もちろん、フィッシュ&チップスですよね
ということで、もちろんイギリスにおるんやから食べますわなぁ
俺は、基本的に飯がまずいなんてことは、あまり感じないほうで(舌がバカなのとはちょっと違います)、このフィッシュ&チップスにしても、昔にどっかの美食家が食べて、「揚げ物に揚げ物なんてひどすぎる!」という一言から、回り回ってまずいということになってんやろなぁ、ぐらいに思ってたんです
だって、実際俺がパブでバイトしてたときに作ってた、フィッシュ&チップスは普通にうまかったし・・・
だから、そんなわけあらへん!という思いで店に入ったんです

行った店は大英博物館近くのレストランみたいなところ

店内もそないに悪い感じやない

最初にどちら出身ですかって聞いてきたからちょっとびっくりしたけど、どうやら何カ国語かのメニューがあるらしい
From Japan.と答えると、日本語のメニューを持ってきてくれる
なかなかできるレストランやないですか
ここまで気配りできるんやから、飯がまずいなんてことあるわけないでしょ!

店に入る前からすでにメニューは決まっとったけど、ちょっと悩む振りしてフィッシュ&チップスとコーラを注文する
注文から10分、いよいよやつが運ばれてきた

ん~写真が暗い・・・
まぁそれはさておき、どうですか?このさっぱりした感じ
普通は、これにサラダくらいつけてもいいもんじゃないでしょうか?
フィッシュの方なんて明らかに揚げすぎやろ?もしくは油古すぎやろ?
さらには、意味不明の緑のペースト・・どっちに付けるかすらわからん
マジで見た目だけで食欲の湧かない一皿です
恐る恐る白身のほうにナイフを入れてみるとめちゃ硬い
ちょっと力を入れると、一気にボロって感じで端から崩れて、衣と白身が離れてしまった・・
てか、衣がめちゃくちゃ厚い!
もう、コンビニ弁当の海老の天ぷらなんか比にならんくらい衣が厚い、そして硬い
ナイフを入れた瞬間から、ぼろぼろ衣から剥がれていって食い難いことこの上ない
肝心の味はどうかというと、もちろんというかこんなんでうまいわけがない
まず、白身に下味が全く付いてない
それは、まぁあることとしても、衣にも全く味がついてなくて、これじゃホンマにパサパサの白身を油で食ってる感じで、食えたもんやない
ということはここで、緑のペーストの登場か?
緑のペーストがこの場を丸く収める、まるで笑福亭仁鶴さんのような活躍を見せてくれるんか?と考えて、思い切って相談してみることに(関西の人しか分からないネタです)
いや~ありえんことが起こるもんですね
緑のペーストには、ほとんど味がありませんでした
何て言ったらいいか分からんけど、東北の方の「ずんだ」の味とにおいを弱くした物みたいなやつです
フィッシュのまずさに疲れたから、絶対まずいことなんて有り得へんフレンチフライに癒してもらおうと、ケチャップとマヨネーズをかけて手を伸ばしたんです
・・・これは、さすがにショックでしたね
まさか、彼に裏切られることになるなんて
そう、彼は揚げられてすぐに出てきたにもかかわらず、マクドのポテトを一晩おいて翌朝レンチンしたときのような仕上がりで出てきたのです
それでも、マクドのポテトはまだ食えるけど、これはそれよりもっと下!
正直、食べ始めたときに全部食べきれる気が全くしませんでした
でも、さすがに残すのはもったいないから、コーラで流し込みながら全部食べたんです
ほんま、イギリスの料理はまずいって言われとるから、名物的なことでわざとまずく作ってるとしか思われんくらいまずい料理やった!
しかも、これで7.95£(1100円)コーラが1.5£(210円)とめちゃくちゃ高い!
チップ的なもんが要るんかどうか分からんかったけど、払うつもりなんか無かったのに 、なぜか会計が10.15£と、たぶんサービス料込みの値段払わされた
んで、10.5£渡したら当然のように釣りを返してくれんかった
さらに、チップを取られた・・・ホンマにどうなってんねん!!?
マジで二度とイギリスでフィッシュ&チップスを食うことは無いやろう

とまぁ、それだけのことで騒ぎすぎと言われれば、その通りやねんけど、とりあえずいい経験ができました

後は、ロンドンで泊まったホステルで大量の「Bed bag」つまりはダニのような生物に、数え切れんくらい噛まれました・・・
100箇所は越えてたと思う
ロンドンの「Hostel 63」というホステルで、毎朝女の子がシーツを換えてくれてるはずなんやけど全然効果が無い
初日に半そでで寝てもてやられたから、次の日はシーツも換えてるととこも見たし、長袖で寝るから大丈夫かなーと思って寝たら、今度は首という名前が付く箇所を全部噛まれとった・・・
朝起きたとき、隣のベッドの独り言おばさんもぼりぼり掻いとったから、みんなやられとるみたいやった
何で最初に「Bed bag」って言ったかと言うと、このBed bagというキーワードに、ホステルで知り合ったドイツ人のロビンが、ものすごい過剰に反応するんがおもろかったからです
この、ロビンはちょっとだけ日本語ができるらしく、いろいろ話したんやけど、その中でも、キリスト教に関する話はめちゃくちゃ興味深かった
今まで、敬虔なクリスチャンとそないにまじめに話したことが無かったから、いろいろキリスト教の知らない話を聞けて面白かった
写真を撮ったはずなんやけど、何故かなかった・・・

とにかく、半月以上居たイギリスにから脱出して向かうはベルギーのアントワープ

やっと、旅を再開します

2010-10-07

Glasgow

エディンバラを後にして、スコットランド最大の都市グラスゴーへ向かう

グラスゴーは、コットランドでは最大、イギリス全土では4番目に人口が多い都市で、けっこうな大都市なんやけど、1960年代には100万人以上いた人口も減り続け、今では半分ぐらいにになってしまっているらしい
それでも、観光地としては、人気があるらしくイギリス国内でも指折りの観光地らしい
そんな、うわっつらの情報だけで行ってみる事に

エディンバラからグラスゴーへはCitylinkという会社のバスで約1時間(6.3£)

予定ではグラスゴーには1泊せずに、その日の夜行バスでロンドンに戻る予定やったから、そこはバックパッカーの文字通り意地を見せて、バックパックをコインロッカーに預けずに背負ったまま街歩きすることに
ゆってもこっちはコインロッカーの料金が高いんす
ちなみに1回4£(560円)ほど

グラスゴーは特に何が目的とかで来たんじゃないから、インフォメーションで地図をもらって、適当に歩き出す

街1番の大通りを練り歩くどっかの国の音楽隊?

街1番の大通りでパフォーマンスする青年

結構若い人が多くて活気がある

イギリスに来てから頻繁にお世話になている、スーパーマーケットのTESCOで昼飯買って、川沿いの芝生に座りながら食べる

川沿いを歩いていると、面白い建物発見

なんか風の谷のナウシカに出てくるオームみたいな建物
ちなみに「Clyde Auditorium(クライド・オーディトリウム)通称:アルマジロ」という建物でライブハウス?コンサートホール?とからしい

近代的なビルの隙間に残る教会(古い建物)は、孤高でより崇高な感じがして、見ていて圧倒的な感じがする

グラスゴーで一番の観光名所やと思われる「Glasgow Cathedral(グラスゴー大聖堂)」

でも、残念なことに修繕中・・

中に入ると、いままで見てきた教会とそんなに変わらない感じ
規模はでかいけど、相変わらずのステンドグラスと柱が並んでいる
写真を撮っていいのか分からんかったから、びくびくしながら隠し撮り

この日は荷物を背負ってということもあってだいぶ疲れた

もう、午後7時過ぎには夜行バスが出発するバスステーションに到着
バスの出発時刻は22:30と3時間も待ち時間ができてしまったから、少し寝たりしながら待つことに

明日にはまたロンドンに舞い戻ります