2010-09-29

徐々に居心地よくなってもて

ほんまにロンドンには、見るもんがたくさんありすぎてほとほと疲れる
実は今の時点でイギリスに半月ほど滞在している・・
なんか、居れば居るほどだんだん居心地が良くなってきてもて

とりあえず、ロンドンで行った場所なんかを、適当に紹介していきたいと思う

やっぱり、良かったのがRichard George Rogers(リチャード・ロジャース)の代表作でもあるLloyd's(ロイズ保険)の本社ビル

前のブログで書いたパリのポンピドゥー・センターでもやってたけど、配管なんかを外に露出させてまうっていうあれをやってる人の設計です
エレベーターなんかも剥き出し!
でも、このエレベーターのガラスに汚れが一切無いことに、ロイズのすごさを感じたね


とにかく、やたらとかっこいいんです

この、ロイズという保険は他の保険会社とは少し違っていて、なかなか面白い形態の保険なんです
ちょっと説明すんのはめんどくさいんやけど、 簡単に言うとロイズにはたくさんのシンジケートがあって、各シンジケートには金持ちの出資者が複数いる訳なんです
で、もし誰かがロイズに行って保険を受けようと思うと、ロイズはその中のシンジケートから最適なシンジケートを複数選んで危険を分散させながら保険を引き受けさせるんです
つまり、そのシンジケートに出資している金持ちが保険引受業者(何かあったときにお金を保障する人)になるということなんですよ

その、金持ちと仲介する人とかを全部含めてロイズっていうこと
他にも、ロイズには面白い逸話があるから、興味を持った人は自分で調べてみてください

そのロイズの向かいにあるのが、かつてリチャード・ロジャースと共に「チーム4」という名の建築実験集団を組んでいたというNorman Robert Foster(ノーマン・フォスター)設計の「30 St Mary Axe(30セント・メリー・アクス)」

ロンドンにはめちゃくちゃでかい公園がたくさんある

特にウェストミンスター地区からケンジントン地区にかけてまたがる、ハイド・パークとケンジントン・ガーデンズは、端から端まで歩くのに30分以上かかる馬鹿でかい公園や
中に入ると周りの建物が全く見えなくほどでかい

まぁ、ちらっとは見えるけどね・・

公園内のラウンド池には普通にでかい鳥が大量に

公園内の美術館「Serpentine Gallery(サーペンタイン・ギャラリー)」
近代アート・現代アートなんかを展示してる

この美術館は小さくて展示の数は少ないけど、今までに数々の意欲的な展覧会を開いてきて、評価がすごく高い美術館なんです
その一環で、建物の隣に一流の建築家が設計する「サーペンタイン・ギャラリー・パビリオン」というカフェ兼休憩所みたいなのを、毎年夏季限定で設営してるんですねぇ~
2010年、今年設計を担当したのはJean Nouvel(ジャン・ヌーヴェル)

ちなみに今年で第10回目になるらしいけど、過去には日本人の建築家も2組デザインを担当してしてます
いや~そう考えると日本の建築家もなかなかやりますねぇ~!

後、もちろんロンドンと言えばやっぱり世界標準時間
経度0度の子午線が通っているグリニッジ旧天文台は、ロンドンの中心地からはバスを乗り継いで1時間くらいかかる
しかも、そのバスが帰宅ラッシュに捕まって、時間通りに来ないというなんともいえへん感じ
世界の標準時間の街やのになんだかなぁ~
まぁ、とにかく子午線のモニュメントがある場所に到着してみると、なんと門が閉まってる
どうやら、5時で閉館らしい
仕方ないから、外の24時間時計前で記念撮影

と、何でも正確だとか正しいとか言われると、咄嗟にあらを探してしまう性格の俺は、あろうことか世界標準時間のこの24時間時計が狂ってないか、自分がしている2,980円の時計と比べてみることに
すると、驚くことに24時間時計が1時間遅れてる!!
えぇ~!?俺はこの腕時計でずっと生活してて、間違ってなかったから24時間時計が狂ってるんや!
と、なぜか大喜びしたんです
でも、下の説明をよく読むと、イギリスはサマータイム導入国で夏の間は標準時間より1時間早いらしんです
「あぁ、そういうことね」と納得すると同時に、「じゃあ俺は、イギリスに来て標準時間で生活してると思っとったのに、実はそうじゃなかったんや!」ということにちょっと驚き・・

とりあえずモニュメントも門の柵の間から撮影して

近くにあった子午線をまたいでベタに写真を撮って帰りました

2010-09-27

曇り 時々 どん曇

ロンドンでももちろんホステルに泊まってる訳やけど、意外なことにロンドンのホステルは探せば安いところが結構ある

最初に泊まったのがLambeth(ランベス)地区にある「LONDON EYE HOSTEL」

このホステルは珍しくて、すべてのベッドにカーテンがついているという親切設計

しかも、それぞれのベッドにコンセントと読書灯が付いとって、なかなかいい設備
でも、何でなんやろ?俺のベッドのコンセントは全然反応せえへん・・
だから、レセプションに壊れてるって言うと「知ってるよ」とかゆうてくる
ベッドを変えるか修理してくれってゆうたら、「無理だから他の人のベッドのコンセントを使ってくれ」ってゆうし・・・ほんまこっちの人は適当で嫌になる

まぁとにかくこのホステルの値段が1泊目が7.50£、2泊目が8.95£、3泊目が9.95£とそんなに高くないから、まだ我慢できる
しかも、朝食が付いてこのお値段!
ロンドンのホステルは大抵、週末に向かってどんどん値段が高くなっていくのが特徴

このホステルがあるLambeth地区は、どちらかというと住宅街みたいなところで、アラブ系の人とアフリカ系の人がかなり多い
でも観光地にも近いくて結構いい場所なんです
徒歩圏内にロンドンの観光名所がたくさんある

ホステルから10分も歩くと、ロンドンの新名所「London Eye(ロンドン・アイ)」がある

近くには「Big Ben(ビッグ・ベン)」で有名な「The Palace of Westminster(ウェストミンスター宮殿)」

あいにくのどん曇でね
ほんまにロンドンは曇りが多いわ
ビッグベンも残念な感じでね

夜景はこんな感じ
手前の街灯が明るすぎてうまく撮れんかった・・

ちなみに現在ウェストミンスター宮殿は、英国議会が議事堂として利用してんねんけど、そのせいか建物の前の道はこんなことになっとる
主に反戦を訴えるものが多い
ロンドン1・2の観光地やのにこれじゃまずいんじゃないですか??

また、さらに15分歩くとHerzog & de Meuron(ヘルツォーク&ド・ムーロン)が手掛けた「Tate Modern(テートモダン美術館)」

もともと発電所やった場所を改装したらしい

こういう現代アートを展示してるところ

よう、分からんて!

「Tower Bridge(タワー・ブリッジ)」にも徒歩でいけてしまう
と言ってもさらに30分ぐらいは歩くけど・・



旅をしてると半径5㎞ぐらいなら全然徒歩圏内になってまいます・・

2010-09-24

ロンドン初日から・・・

パリを後にして、みんなの憧れEurostar(ユーロスター)でロンドンへ

イギリスはシェンゲン条約外やから、イミグレを受けてスタンプをもらわなければならない
このイギリスの入国審査が結構厳しいことで有名

ドキドキしながらパスポートを見せると案の定質問攻め・・
観光か?
‐ハイ
どれくらいいるんだ?
‐だいたい2週間
イギリスから出るときのチケットは持っているのか?
‐持ってない
どうするんだ?
‐現地で買う
どこに滞在するんだ
‐ロンドンのホステル
他には?
‐そこだけ
2週間どこを観光するんだ
‐ん~・・ビッグベン・・ミュージアム・・
他には?
‐ん~
2週間もいるのにそれだけか?
‐行ってから考えるよ
パリの前はどこに居たんだ?
‐アンドラ
その前は?
‐スペイン
日本を出てから他にどこに行ったんだ?
‐中国・・ロシア・・北欧・・ヨーロッパ
いつ日本を出たんだ?
‐パスポートを見ろよ!!(そんなに強くは言ってないけど・・)だいたい2ヶ月前
 ほんま、いい加減イライラしてくる
 どうでもええことばっかり質問しやがって!
 どう見てもただのバックパッカーやんけ!
 さらに質問は続き
イギリスの後はどこに行くんだ?
‐オランダに船で行く
日本にはいつ帰るんだ?
‐たぶん1年後くらい
へ~世界を旅するのか!いいねぇ~お金はどうやって持ってるんだ?
‐キャッシュカードを使ってる
そうか、分かった
ドン!ドン! (スタンプを押す音)
んじゃよい旅を!

で、やっと無事に通過
たぶん、この入管の人は乗客が少なくて暇やったからいろいろ聞いてきた感じやった

その先には免税店が並んでる

俺が乗ったEurostarは、英仏海峡トンネルを通ってロンドンとパリとかの大陸側の主要都市間を結ぶヨーロッパを代表する高速鉄道で、なんとその最高時速は300㎞に達するという、日本の新幹線と同じくらい速い列車なんです

パリ~ロンドン間を2時間15分で走ってしまう
でも、値段はやっぱりかな~り高め
もちろん、俺はユーレイルパスを持ってるからパス価格で買えたけど、パスを使っても1等で148€、2等でも89€と、他の高速鉄道は座席指定料の高くても17.5€だけで済むのに対してむちゃくちゃ高い!
なんでこんなに高いの?って聞くとトンネルを通るからだよって言っとった・・
お前らが勝手に掘ったトンネルやんけ・・と思ったけどしゃーないから2等の89€を払った
ちなみに、パス使わんかったらこの倍ぐらいするからほんま馬鹿高い!

パリを20:13に出発してロンドンのセント・パンクラス駅に世界標準時間の21:29に到着

とりあえず目星をつけていたユースに行って、部屋はありますかと聞くと「今日はいっぱいだよ」と言われて、「まぁ、そんなこともあるよな」と思い、近くの他のホステルを紹介してもらおうとすると、「いや~土曜日はこの辺の安宿はどこもいっぱいだよ!俺の知ってる宿も全部フルだしね」と言われた・・
そんなわけ無いやろと思って、外に出て違うホテルをあたってみてもやっぱりフル
てか、もうそこらじゅうのホテルの玄関ドアにFULLという紙が張ってある・・・
なんと、ロンドンの土曜日は周辺から遊びに来る人たちでロンドン中のホテルがいっぱいになるみたいや
そんなん知らんかったから予約せんと来てもた

どうしようか迷っていると、最初のホステルで会った、同じ境遇のフランス人と再会した
二人ともホテルが見つからんと苦労している者同士、一緒に探そうと言うことになって二人で探すことになったけど、もちろん一緒に探したからゆうて見つかる訳やない
しゃーないから、バスでビクトリアと言う場所に移動して宿を探すことに
でも、俺はその時ユーロからポンドに手持ちの現金を変えてへんかったから使えるお金を持ってへんかった
するとそのフランス人が、助けてあげると言って俺の分のバスチケット(2£)を買ってくれた
ユーロでその分の料金を払おうとすると「い~よ」と言っ受け取らんかった
なんて、ええ人なんや!

んでビクトリアに移動してホテルを探すも、やっぱりどこもフル
と、ここでまたしても同じ境遇のインド人のゲイカップルと出会う
このインド人達は「もうこなったら、バス停で野宿するよ!」というので、この時点で0時を回ってるしそれもありやなぁということで、俺等もその案に便乗することに
とにかく、これで同じ境遇の4人が集まって一緒に野宿することが決定した

それからは、野宿するバス停まで移動する間に中華の店で腹ごしらえ

ここでも、ポンドを持たず飯屋に入る資格のない俺にフランス人がお金を出してくれた
ほんま、つくづく優しい
と、ここでインド人がインド人の本領発揮
入った店は中華のファーストフード店みたいなところで、メニューには「SPICY」って書いてあって、かなり辛い料理を出す店なんやけど、食べ始めて「全然辛くない」と言って、テーブルに置いてあったチリソースを大量に投入して食べ始めた

それでも、「あんまり辛くないなぁ」てゆうとったから舌がバカになってんねやろなぁ
ちなみに、この二人はインド人のイメージ通り大学で数学を研究してるらしい
ホンマ、辛いのにしても、数学にしてもインド人そのままの二人やった

さて、腹もいっぱいになったところでいよいよ今夜の寝床に移動

インド人二人には何か思いつく場所があるらしく俺とフランス人は付いて行くだけ
そして、バスと歩きで着いた場所はホンマにただの廊下みたいなとこ
まぁそれでも、屋根があるだけましかと思いそれぞれのスタイルで眠りにつく

インド人二人は何でか知らんけど階段で寝だした・・・ようわからん

とにかくもう深夜2時を過ぎとったから早速寝ようとすんねんけど、いかんせんこの時期のロンドンは結構寒い
天気予報を見てみると最低気温が一桁になっとった
横を見ると、フランス人はスカートにストッキングていう格好で寒そうやったから、寝袋を貸したげようとしたら見事に断られた・・
そんなもんやから、なんか俺だけ寝袋で寝るんも悪いなぁと思って、そのまま寝ることに
うとうとしながら1時間半くらい経った頃、当然のように警備員が来て「ここで寝るな!」って言われて仕方なくまた移動
とりあえずその場を離れたはいいけど、当然4人には当てが無いから街をちょっとブラブラ

AM4:30くらいになってビクトリア駅に行くと、なんとシャッターが開いて電気が点いとる!
駅の中に入ると、明るくて暖かくてベンチがあって最高の環境!!
もちろん、そこで4人は再び眠りに入ったのでした

そうして朝まで寝て気が付くと、ちょっと離れたところで寝ていたはずのインド人2人の姿は消とった・・
AM6:30くらいになってフランス人も起きて無事に朝を迎えられたことを喜び合ってここで別れることに

奇妙な取り合わせでこんなことになったけど、これはこれで面白かった

2010-09-22

まぁこんなもんですよ

アンドラからバスでフランスのトゥールーズへ行き、そこから寝台列車でパリへ!

まず、パリの印象から申し上げますと、ここは一人で来るところじゃないです
旅行ならまだしも、旅の途中で立ち寄るのはなかなかむなしいものがある

という事で、パリの名所をいろいろ書いてもしゃーないから、写真のダイジェストで!

まずは、以外に行く人少ないらしい穴場観光スポット「新凱旋門」

これはホンマにめちゃくちゃデカイ!!
人がこの小ささやからね

パリっぽい感じの朝市

ウサギとか殺したままの状態で売っててびっくり

朝市で例のフランスパンにいろいろ挟んだやつを買う
これはサーモンときゅうり、4.2€

たまに見かけるセグウェイ集団

一応、凱旋門も行ったけど

んで、一応ルーブル美術館も行ったけど

けど、モナリザの微笑をスルーするという、硬派な男を演じる

さてこれはなんでしょう?

正解はこの「Centre Pompidou(ポンピドーセンター)」の空調の配管でした

Renzo Piano(レンゾ・ピアノ)とRichard George Rogers(リチャード・ロジャース)によって共同設計されたこの建物は、電気、空調、水道なんかの配管と、階段、エスカレーターまでも外に露出させることによって内部空間を広くするようにデザインされたからこんな外観になってるわけなんですねー

つづいては、俺がこの旅で見た中で一番感動した歴史的建築物のCathédrale Notre-Dame de Paris(ノートルダム大聖堂)

いやーこれはホンマにかっこよかったわ!

セーヌ川に架かる橋の上でノートルダム大聖堂に永遠の愛を誓うカップル

こうゆうことする奴等はだいたい別れるよ

この中で成就した誓いがいくつあることか・・・

Jean Nouvel(ジャン・ヌーヴェル)設計の「Institut du monde arabe(アラブ世界研究所)」

内部には、この独特の窓がおもしろい影を作ってる

Dominique Perrault(ドミニク・ペロー)設計の「Bibliotheque Nationale de France(フランス国立図書館)」

まぁ図書館だけに、本を開いた形を四隅にデザインしたんやろうけど、それを本気でこんなに仰々しく建ててまうのってどうなん??

真ん中は森みたいになってて、その周りは閲覧室

なんか不思議やと思いませんかこの写真
影が奥と手前の両方から伸びてるなんて

赤は止まれ

パリの地下鉄・・いたって普通~

ど定番のあの塔

階段を歩いて登ったら安いということで、歩いて登る(4.5€)
ちなみに、前を歩いているのはバルセロナで出会った大学生5人の中の2人

ほんま偶然にも、エッフェル塔近くのイエナ橋で再会した
ほんま偶然・・・いやっ必然かも

みんな、こんな手抜きの投稿を最後まで見てくれてありがとう!