2010-09-04

時代は変わる ~ナザレ

ポルトガルのリスボンを後にしてナザレという港町へ
リスボンからはバスに揺られること2時間

前情報では、ナザレはひなびた港町で男の人は海へ漁に出かけ、女の人が浜辺で魚を干して干物を作っていたりという感じの、どこか哀愁の漂う町ということだった

女の人は民族衣装をきているらしく既婚女性は7枚重ねのミニスカートをはいている

そして、未亡人の女の人は衣装が黒ずくめになる

これは、女の人にとっては結構つらいもんがあるよなー
一発ででその人の素性がばれてしまうというのはなかなか・・・
しかも、結構黒ずくめの女の人が多かったりするのがちょっと切ない

こういう、これぞポルトガルの町というものが見たくて行ってみることにしたんです

しかし、いざ町を歩いてみると完全な観光産業の町という印象や

浜辺・・いやっビーチにはたくさんの観光客用のパラソルが並び、

ビーチに面した通りには、おみやげ物屋とテラス併設のポルトガル料理の店がズラーっと並んでいた

民族衣装を着た女の人もおるけど、みんな露天で豆を売っていたり、ホテルの客引きをしているから、商売用に民族衣装を着てる感じだ・・・
若い人たちなんてまず民族衣装を着ることはないらしい
着るのはお祭りのときだけ
まぁ、どこの国でも同じようなもんですわ

でも、リゾート地としてナザレを見るとめちゃめちゃ素敵な場所なんです
夏は気候がめちゃくちゃ良くて、ビーチなんてものすごいきれいで、海の色はエメラルドグリーンときたら、バカンスを過ごすにはもってこい

もともとこの町は海賊から町を守るために、断崖絶壁の上に築かれた町で、メインはそっち
上のほうにチラッと見えるのがそれ

分かりますかこの断崖絶壁!
○詰くんの後頭部のような断崖絶壁!
ここを歩いて上りきると何かが見つかるかもしれない・・

そんな、思いで近づいていくとふとロープウェー乗り場発見!
「ふんっ、この断崖絶壁を昔の人のように歩いて上るからここに来た意味があるんやんけ!こんなもん、乗るわけ無いやろ!」と、通り過ぎようとするも、片道0.9€という文字に「なに?1€を切るなんてなかなか良心的やんけ・・しかも往復1.8€・・えっそれ往復で売る意味あんのか?往復割引ができひんなんて、ギリギリの値段設定でやってんねんな。しゃーないほんなら俺のなけなしの金を少しでも募金してやるか・・」という、俺の押さえ切れないボランティアスピリットから乗車することに

ホームに立ってみて、俺のボランティアスピリットもなかなか捨てたもんや無いなと感心・・・
「正直こんなん、歩いてあがるん絶対無理」
今日はナザレに泊まるつもりは無かったから、でかい荷物も背負ったまま観光してるし

「観光産業にシフトしたのが丸分かりの最新式ロープウェー」

「UPTOWNから見下ろした景色」

「沖縄みたいな崖の先端まで続く道」

「夜の定番デートコースの看板」

「猫も美白の時代なんです」

ナザレに来た目的はひなびた景色が見たかったからやけど、結局そんな景色は見れなかった
漁船なんて1隻も出てなかったし
どうやら、冬に来るとまた違うらしいから、機会があればまた訪れたい町のひとつになった

1 件のコメント:

  1. ポルトガルいいね~。
    おれはまた次回だな。

    今はモロッコを離れ、ただいま合衆国。
    ここまで来ると、なんかもう日本のような気がする。
    中華、韓国料理何でもあるし。。

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